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主演:神木隆之介というより、主犯:プロデュースチーム『怪』が正しい、妖怪好きによる妖怪好きのための妖怪好きの映画。
ぶっちゃけ駄作だと思うんですよ(笑)。CGや特撮、メイクはチープ、話はワケワカラン、テンポも悪い。いいのは神木隆之介と栗山千明の演技くらい。
そんな妖怪大戦争のオハナシです。
・妖怪が好き。
・メガテンのラスボスは加藤保憲がいいと思う。
・小説版妖魔夜行の終わり方は今でも不満だ。
・神木隆之介君かわいい。
・栗山千明を見るためにKILL BILLを見た。
・宮部みゆきの本は本所七不思議からクロス・ファイアからブレイブストーリーまで一通り読んでいる。
・清明神社に「はやく京極堂シリーズの続きが出ますように」という絵馬を捧げたことがある。
・だから帝都物語大好きなんだってば。
・水木御大はマジ妖怪だと思っている。
こういう人にとっては困ったことに傑作です。チーム『怪』のシデカシっぷりがたまらない。これ作るの楽しかっただろうなー。
ゲゲゲの鬼太郎(3回目アニメ化)+ゲゲゲの鬼太郎(4回目アニメ化)+帝都物語+京極堂なんて混ぜるな危険すぎます。
特殊メイクやCGがショボ買ったのはよかったなあと思います。あのお化け屋敷的ノリが、逆に「らしい」んですよね。
あれだ、最後がお祭りで終わったのは、ケガレ(この場合は機怪)を払うハレの儀式としての祭りと言うことなんだろうなあ。近代民俗学の考え方だと、日本人は祭りを通じ、日常で鬱積したケガレを払ってきたと考えられてます。そう言った意味の暗示と解釈できます。
思うに妖魔夜行最終巻「戦慄のミレニアム」が妖怪同士の大戦争というテーマを扱いつつも、これまで蓄積した作品のイメージにそぐわない終わり方をしたのは、これまでは「日常に潜む妖怪」「人間の思いから生まれちゃ妖怪」をテーマにしてきたにも関わらず、いきなり「神VS人間」になってしまったからだろうな。
それを引きずった百鬼夜翔も結局同じ轍を踏んでしまったわけで。
妖魔夜行は最初、妖怪大戦争(初代の)的な終わり方をすると思ってたんですが、まさか作者があそこまで暴走するとはねー。
ラストシーンについて田中さんが「後30分尺があったんだろうなあ」と言ってましたが、ある意味非常に正しいと思われます。
妖怪大戦争の終わりは何故か大爆発が起き、妖怪を飲み込んで終了(え、後日談ないの?)なんですが、百鬼夜行絵巻のオマージュかもしれません。あれも謎の火球が妖怪を飲み込むところで終わってますし、実は続きがあるという説もあります。
そんな感じで民俗学・国文学的には非常に正しい解釈ができるんですが、まさかあの魔人・加藤保憲が小豆と悪魔合体するエンドとは誰が予想したでしょう。酷すぎ。
何ていうか麒麟送子って何もしてないよね。
あと、すねこすりがヒロインと言うのは正直新しかったです。
まだまだ語り足りないんですが、ぶっちゃけ万人にはお勧めできません。
が、ツボにはまる人にはたまらなくツボな映画だと保証は出来ます。
問題はこの映画がツボにはまる=チーム『怪』と同じ思考回路、ということですが。
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